目もとのたるみが気になる…
原因とアプローチ方法は?
目もとは、見た目の印象を左右する重要な部分。目もとのたるみが目立つと、老けて見えたり疲れているように見えたりするのです。できれば年齢を重ねても、ずっと若々しく見られたいですよね。ハリのある目もとを維持するために、今日から「目もとのたるみ対策」を始めましょう。
そこで今回は、目もとのたるみの原因やアプローチ方法について紹介します。
目もとのたるみが気になる…原因とアプローチ方法は?
1:肌のハリを支えている成分の減少
人の肌は、外側から順に表皮・真皮・皮下組織の3層で構成されています。肌のハリや弾力を維持するためには、真皮にあるコラーゲンやエラスチンという成分の働きが重要です。
しかし、コラーゲンやエラスチンの量は、加齢に伴って減少してしまいます。すると、肌のハリが低下して目もとにたるみが起こりやすくなるのです。
2:肌の乾燥
目もとの皮膚は、他の部分の皮膚と比べると薄いため乾燥しやすいです。年齢を重ねると、「セラミド」という潤いに必要な成分が減るため、さらに乾燥しやすくなります。保湿ケアが不十分で、肌のツヤ感やハリ感が失われていくと、目もとのたるみがより目立ちやすくなってしまうのです。
3:目もとの筋肉の力が弱くなる
目の周りには、「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があります。眼輪筋の働きがあることで、たるみのない若々しい目もとが維持されるのです。
しかし、眼輪筋は加齢によって薄くなり、筋力が衰えてしまいます。すると、目もとの皮膚や脂肪を支えきれなくなり、たるみの原因につながります。また、目の下にある「眼窩脂肪」が圧迫されるようになり、その部分がふくらむことで老けた印象を与えてしまうのです。
4:紫外線の影響
目もとのたるみは、紫外線によるダメージが原因となって起こることがあります。 人の肌に影響を与える紫外線の種類は、UVAとUVBです。
UVAは、コラーゲンやヒアルロン酸などの生成に関わる細胞にダメージを与えます。UVAによってハリや弾力が減ってしまうと、目もとのたるみが起こりやすくなるのです。
UVBは肌の表皮に影響を与えるため、多く浴びると乾燥肌の原因につながります。ハリや潤いのある肌を維持するためには、紫外線から肌を守ることが大切です。
5:パソコンやスマホの使用による目の疲れ
パソコンやスマートフォンを長時間使うと、目の疲れが起こります。目が疲れると、目の周りの血流が悪くなってしまい、老廃物がたまりやすくなります。
その結果、目もとのたるみが起こりやすくなってしまうのです。 また、寝る前にスマートフォンを長時間使うことで、睡眠の質が低下してしまうことも。睡眠不足によって目もとにクマができることで、余計に疲れて見えてしまうことがあります。
6:目もとを強くこする
目がかゆいときやクレンジングをするときに、目もとを強くこすってしまうと、皮膚に刺激を与えてしまいます。皮膚が薄い目もとに刺激を与えすぎることで、たるみが起こりやすくなってしまうのです。
目もとのたるみを防ぐためのアプローチ方法とは?
1:スキンケアできちんと保湿をする
目もとのたるみを抑えてハリ感やツヤをキープするためには、毎日丁寧にスキンケアをして保湿をすることが大切です。特に目もとの皮膚は薄くて乾燥しやすいため、化粧水だけでなく乳液やアイクリームなども使いましょう。 目もとのハリと潤いを維持するためには、次のような成分が含まれているアイテムがおすすめです。
・コラーゲンヒアルロン酸
・ビタミンC
・レチノール
・セラミド
2:目の周りの筋肉を鍛えるエクササイズをする
眼輪筋が衰えてしまわないように、簡単なエクササイズを行いましょう。 まず、5秒間しっかり目をつぶります。そのあとに、目をパッと開いた状態で5秒間キープします。この動きを5回ほど続けましょう。
このエクササイズをするときは、手のひらで額を軽くおさえた状態で行うと、額が動いてしまうのを防ぐことができます。 仕事の休憩時間やお風呂に入っているときなど、予めエクササイズをするタイミングを決めると、毎日忘れずに続けられますよ。
3:紫外線対策をする
目もとのたるみは、紫外線によるダメージが原因で起こることもあるため、外出するときは必ず紫外線対策をしましょう。
紫外線を防ぐためには日焼け止めだけでなく、日傘や帽子も使用することをおすすめします。目もとを紫外線から守るには、サングラスも一緒に使うとさらに良いでしょう。 紫外線は、季節や天候に関係なく毎日降り注ぎます。そのため、紫外線対策は毎日続けることが大切です。
4:目が疲れたら休む
スマートフォンやパソコンを長時間使っていて目が疲れたら、目をつぶって休ませましょう。目を休ませるときは、温かい蒸しタオルを閉じた目の上にのせると、目もとの血行が良くなる効果が期待できます。 また、目もとを優しくマッサージすることもおすすめです。
マッサージをするときは、目もとに使える美容液やクリームを塗ってから、中指や薬指の腹を使ってゆっくりマッサージしましょう。マッサージをするときも、力を入れすぎないように注意してくださいね。
目もとのたるみを防ぐために注意してほしいこと
1:目もとを強くこすらない
目もとは薄くてデリケートな部分なので、強くこすって摩擦を与えてしまうと、目もとがたるみやすくなってしまいます。そのため、普段からうっかり目をこすってしまわないように注意することが大切です。クレンジングやスキンケアをするときも、肌をこすらずに優しく触れましょう。
2:洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔をするときは、洗顔料をたっぷりと泡立ててから洗いましょう。洗顔料を泡立てないで洗うと、指で肌をこすって摩擦を与えてしまいます。
しっかりと泡立ててから、その泡で肌を優しく洗うことで、肌に余計な刺激を与えずに汚れを落とせます。
また、顔を洗うときにシャワーを使うと、肌にダメージを与えてしまい、目もとのたるみの原因につながることも。洗顔料や汚れを洗い流すときは、ぬるま湯を両手ですくって優しく肌にあてて洗い流しましょう。
3:しっかり睡眠をとる
睡眠が足りないと血流が滞ってしまい、目もとの筋肉の疲れがとれにくくなる可能性があります。目もとのたるみを防ぐためにも、毎日しっかりと睡眠をとることを心がけましょう。 早寝早起きを習慣にして、寝る前にアロマや音楽を楽しんでリラックスすると、睡眠の質が良くなります。
メイクで目もとのたるみをカバーしよう
目もとのたるみを自然に隠すには、コンシーラーを使ってメイクしましょう。コンシーラーは、肌の色より1〜2トーン明るいカラーがおすすめです。 コンシーラーを目の下にのせたら、指の腹を使って目頭から目尻に向かって伸ばします。このときに、人差し指を使ってしまうと力が入り過ぎてしまうことがあるため、中指や薬指を使いましょう。
毎日の習慣でハリと潤いのある目もとをキープしよう
目もとのたるみは、加齢や紫外線、目の使いすぎによる疲れなどが原因で起こります。
加齢を止めることはできませんが、毎日スキンケアをして保湿をしたり、紫外線対策をしたりさまざまな対策をすることで、ハリ感と潤いのある印象の目もとを維持できますよ。
ぜひ、目もとのたるみ対策を毎日コツコツと続けてみてくださいね。